ビデオを視聴しながら使えるシンプルな描画ツール Clip-A-Doodle-Draw を作ったの巻

  • 2024.11.26
  • iOS
ビデオを視聴しながら使えるシンプルな描画ツール Clip-A-Doodle-Draw を作ったの巻

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はじめに

『Clip-A-Doodle-Draw』は、スポーツコーチ、選手、ファンの皆さんにおすすめのシンプルで直感的なテレストレーションツールアプリ(iOS)です。

動画を再生しながら戦術やアイデアをその場で描き込み、視覚的に共有することで、効果的なコミュニケーションをサポートします。

『Clip-A-Doodle-Draw』を使って、試合やトレーニングを振り返りながら、あなたの分析体験をより深く、より充実したものに進化させましょう!

テレストレーションツール?

テレストレーションツール (telestration tool)とは、動画や映像の上に線や図形を書き込むことで、情報やアイデアを視覚的に伝えるためのツールです。

プロのアナリストが使うような凝ったエフェクトのある有料のツールが主流ですが、『Clip-A-Doodle-Draw』はシンプルで気軽に使える完全無料のツールとして開発しました。

開発のきっかけ

『Clip-A-Doodle-Draw』の開発の背景には、現場での「モヤモヤ」がありました。

サッカーチームのミーティングで試合映像を流しながらディスカッションをする際、こんなやり取りがちょいちょいありまして。

コーチ:「ここ、もっとスペースを埋めなきゃね」

進行役:「どこ?ここら辺?」(レーザーポインタでぐるぐる)

コーチ:「うん、でももう少し前」

進行役:「あ、じゃあここ?」(またぐるぐる)

コーチ:「えーと、レーザーポインタ貸して。ここね、このへんまで」(一瞬ぐるぐる)

選手:「ん?どこって言いました?」

進行役:「えっと、ここですね、ここ」(さらにぐるぐる)

気になったシーンについての議論の出発点を揃えるのに時間がかかることがしばしば。

いかんせん、綺麗に整った分析動画を作るアナリストはウチにはいないのです。。。

無い袖は振れないのでしかたないのですが、少なくともこれ、動画に直接描き込めればもっと話が早いのにな、と。

そこで、動画の視聴と両立しながら使える描画ツールを探しはじめました。

さらに、試合動画はYouTubeにアップロードしてチーム内で共有しているので、デバイス内の動画だけでなく、YouTubeの動画を再生しながら何かしら描き込みたくなるケースもあります。

そんなことが手軽にできるツールはないかなぁ。できれば無料で。でも、見つからない(あるのかもしれませんが)。

というわけで、「自分で作ってしまえ」となりました。

どうせなら、誰でも気軽に使えるシンプルなツールを目指して。(正直に言うと、複雑なものを作れるほどの技術や知識やセンスがない…)

主な特徴

『Clip-A-Doodle-Draw』は動画を活用したコミュニケーションがその場でできるよう設計されています。

video_and_youtube
  • ローカル&YouTube動画に対応
    デバイスに保存した動画だけでなく、YouTubeにアップロード済みの動画も再生できます。
pen_icon
  • 自由な描画機能
    動画上に線や図形を描き、戦術やプレーのアイデアをその場で視覚化。テキストも入力できます。
simple_doodle
  • 直感的なUI
    シンプルなデザインで、迷わず操作が可能(なはず)。

※操作の詳細は公式マニュアルページをご覧ください。

どんなシーンで使える?

『Clip-A-Doodle-Draw』は、さまざまなシーンをサポートします。

coarch_icon
  • コーチ:映像を見ながら、プレーの改善点をその場で視覚的に伝えましょう!
football_player
  • 選手:自分のプレーの改善点をより明確にすることで、次の試合に向けた成長を!
football_fan_02
  • ファン:友人や仲間と一緒に戦術を議論し、試合をさらに楽しもう!

今すぐ試してみよう!

『Clip-A-Doodle-Draw』は、あなたの試合分析や戦術共有を次のステージに引き上げます。

おわりに

『Clip-A-Doodle-Draw』は凝った機能はないけれど、その分シンプルで誰でも気軽に使えるツールです。

ぜひ、あなたの現場での議論やアイデアの共有に役立ててみてください!

おしまい